精密な板金加工や溶接ならお任せ！

精密板金　岩沢プレス岩澤旭さん

「定年を考えずに現役で頑張れる仕事を自分自身ででやりたい」お庭の棚からわんちゃんのキャリーまで、ご自身で設計する程『ものづくり』が大好きな岩澤さんのおじいさまが、昭和38年岩沢プレスを創業しました。岩沢プレスは、鉄・ステンレス・アルミ・銅・真鍮・鉛などの精密板金加工を行っているそうです。そんな岩沢プレスの次世代を担う岩澤旭さんにお話を伺ってまいりました！

学生時代、カナダや南米等の国内外を旅して回った岩澤さん

【COB】主に、どのようなジャンルのクライアントさんが多いのでしょうか？

【岩澤さん】製造しているジャンルは幅広いです。建設機械から金属検出機や電車の部品、原子力発電所の放射能度を計測する測定具等の製品も製造しています。最近は特に人の命に関わる製品の発注が多く、より精度の高さを求めるクライアントさんからのご依頼を頂いています。そういったご依頼は、製品のクオリティもシビアですのでやりがいを感じます。

【COB】精密板金の加工について、詳しく教えていただけますか？

【岩澤さん】精密板金とは、具体的には切る・曲げる・穴を開けるといった加工です。工場をご案内しますので、製造工程と合わせて御覧ください！

鉄・ステンレス・アルミ等の素材が0.2mm毎に整理された棚

設計された図面を元に切りだされていく材料

切り出した金型のザラザラした角をヤスリで研磨していきます

製造内容や加工の個数によっては手作業の場合もあるそうです

加工をすると素材が伸びるのでコンピューター制御しています

見たこともない危険な警告シートが…！危険と隣り合わせです。

大小50個の金型を機械にセットし加工を施します

【COB】先ほどの工程で、素材が伸びるとのお話がありましたが、ご依頼内容によって素材を使い分けるのですか？

【岩澤さん】そうですね、設計をされている方も、なかなか素材の性質などまではご存知ない方もいらっしゃるので、ご依頼時に頂いた図面を確認して、コストや精度の高さのご要望を伺い、材料の取り方や素材についてや、TIG溶接・半自動溶接といった手法があるので、オススメの溶接方法をアドバイスさせていただくこともあります。

TIG溶接とは電気を用いた溶接方法の一種で、TIGはTungsten Inert Gas の略です。タングステン不活性ガス溶接という意味で、ステンレスやアルミニウムなど非鉄金属の溶接に使います。半自動溶接は、溶接ワイヤの送給が自動で行われるため溶着速度が速いので、効率的に溶接が出来ます。